インバウンドブームのこちら側

久しぶりに「福岡事業部」の福田が担当と書きたいところですが、お知らせです。

自社の福岡エリア業務を行うと勘違いされていた名称「福岡事業部」を、この4月から改称。

「エリアに関係なくソリューションする事業部」を分かりやすく
「グローバルソリューション事業部」としました。

独自のネットワークを構築し、北海道から沖縄にとどまらず香港、台湾、ベトナム、
シンガポール、北京、上海、韓国等まだまだ東南アジア圏ですが、様々なグローバルソリューションに対応できます。
一方で、海外からの旅行客が増えている空前のインバウンドブーム。現在2,600万人の海外旅行客を2020年には4,000万人を目指すそうです。ちなみに世界一はフランスの8,200万人、2位がアメリカ7,600万人。日本人に身近な香港が2,600万人、シンガポール1,200万人、台湾1,000万人から考察すると、その地と比べて日本(熊本)は、外国人観光客の受け入れ環境は整っているのでしょうか?

例えば、外国語対応観光案内書がある。
しかし、記載された個店のメニュー、従業員の接客等が対応できないとすれば、
この案内書は役に立たない不親切なモノで、誰も使わないモノとなります。

香港定期便交流会                 (香港エクスプレスレセプション 5月20日)

現在の熊本空港は国際定期便(韓国、香港、台湾)が就航中。搭乗率が80%を超えているようです。しかし、熊本到着便は外国人でほぼ満杯ですが、熊本発は50%程度しか搭乗していない現実があります。
そこには、①熊本の人が乗らない ②in熊本・out福岡行程の影響がありますが、外から来る人にばかり「熊本に泊まれ、お金を落とせ、もっと来い」と求めている気がしてなりません。
地震の影響もありましたが、過去には熊本県民が国際定期便を利用しないために搭乗率が下がり、国際線は撤退をしていった事を思い出し、県民のアウトバウンド意欲を高める事も必要と感じます。

「Give&Take」「Win&Win」が理想だとすると、現在のインバウンドは「Only Give&Give」であり、長続きしないと思えるのです。

そこを提案していく事も広告会社の使命だと考えるとグローバルソリューションの面白さが見えてくると思います。
引き続き、よろしくお引き回し下さい。